20:24:55 無事3G iPhoneが発表...

無事3G iPhoneが発表になりました。手許の初代iPhoneは良いものです。プラスチック筺体になってしまうのはほんの少しだけ残念な気もしますけれど、日本できちんと使えるようになるのは大変喜ばしいことです。国産ケータイの閉じた世界を破壊するとも言われるiPhoneですけれど、すべてが理想的というわけではありません。たとえば、iPhoneの標準スケジューラはシンクロについては良くできているものの、単体での内容については922SHにも劣るような機能しかありません。月表示で予定内容文字表示の一覧すらできず、フォーカスした日の予定を下部に表示する程度でしかありません。iPhoneiPodとPhoneとインターネットウェブブラウズの三つが主たる機能です。PIM機能に期待できないのは仕方ないかもしれません。いわゆるPDAの衰退とともに、PIMは消えたのでしょうか。ところが、ここに、かつてのPDAより優れた月間スケジューラ表示が可能な小箱があります。驚くべきことに、国産ケータイです。922SHで国産ケータイのスケジューラをこき下ろしましたけれど、国産ケータイNo1メーカーであるシャープではなく、他社の国産ケータイで非常に優れたスケジュール表示を実現しているものがあります。docomo F906iの月間スケジュール表示は、国産ケータイであっても、優れたものを作ることができることを示しています。国産ケータイの液晶画面はWVGA以上の高精細が当たり前のように採用されていたりしますけれど、その画面を本当に活かきっているとは限りません。下手をすると、QVGAで構成された画面を拡大表示するような手法が使われたりしています。WindowsMobileでも、通常はQVGA構成の拡大表示で、ウェブブラウザ等一部のアプリのみでVGA以上の解像度をフルに利用して表示するようなことが行われていますけれど、国産ケータイでも同様のことはあるようです。F906iについては、息をのむような文字のレンダリングの美しさで一目瞭然なように、高解像度をきちんと活かしています。また、DoCoMoF903i/D903iの頃から、国産ケータイの中ではPIM機能に比較的力を入れていた方でした。実際、Outlookとのシンクロを早いうちから実現していました。F905iになって、月間スケジュール表示はかつてのいわゆるPDAを部分的に超えたものになってきています。